運行管理者試験は過去問が合格の近道【合格率・難易度を解説】

体験談

国家資格にあたる運行管理者。貨物と旅客の2つがあります。「貨物」の、取得までの体験や勉強方法をまとめてみました。

現在の合格率は30%程度

気になる合格率ですが、平成2年度~令和元年度までの全平均は45.5%。最も低いのが平成26年8月実施、14.4%です。ただし直近10年では30%程度と低めです。ザックリ言うと

平成2年当初かんたん → 合格率高すぎるから問題難しくなる → 難易度上げたら合格率下がる(平成24年ころ) →  現在の30%台に落ち着いた。

という流れですので、問題が簡単だった頃の合格率は無視して現在の合格率は30%ぐらいと思って差し支えないです。

このデータだけ見ると難しい資格と感じてしまうかもしれません。しかし、合格率が低くなるには理由があって、それは大して試験勉強をしないで受験する人が一定数いるという事です。通常、個人的なスキルアップで資格を取るとなるとかなり試験対策をして受験しますが、運行管理者試験の場合は勤務先の運送会社から「取ってこい!」と言われて仕方なく受験してる例がけっこう多いです。受験者の総数に対する合格率というデータになるので当然ながら全体の合格率は低くなってしまいます。難しい試験ではありませんので、ちゃんと勉強した人だけが受験すれば本来もっと合格率は高いはずです。

基礎講習を受けないと受験資格がない

まず、運行管理者試験の受験資格に必要な基礎講習を受講する必要があります。試験を受ける年の2月頃に開催された基礎講習を受講しました。まるまる3日間です・・・。9時~16時で休憩時間はしっかりありますが、わりとビッチリ講習がありました。冒頭で「この講習は試験対策ではありませせんので・・・」との、説明があったので覚えても意味ないんだなぁと思って講習はまったく聞いてませんでした(笑)大手運送会社の役員のようなお爺さんがゲスト講義したり、ビデオを観たりといった内容でした。かなり大きな会場で人数も多く、座っていた席も後ろのほうだったのでよく眠れましたzzz。隣の人はずっと携帯でゲームをやっていたようです。

参考書・テキスト

amazonで公論出版の運行管理者試験 問題と解説 貨物編を買って勉強しました。購入方法について1つオススメですが、最新版を迷わず新品で買ってしまいましょう。何故なら合格して不要になったらメルカリで売れやすいからです。買うときにメルカリで安い中古本を探す人も多いかと思いますが、正直時間がもったいないなぁと感じます。安く買えるものは平成24年3月版などの古い本だったり、マーカーの印だらけで勉強しずらかったり・・・。さらに古い、汚いという事は合格したあとも売れにくいとゆう悪循環になります。なので

  • A 新品購入¥2600 → メルカリ売却¥1200
  • B 中古本購入¥1200 → 売れない

であれば、Aのパターンがオススメです。マーカーや書き込みがあると勉強しずらいですからね。

勉強方法は完全独学

試験が8月下旬だったので5月頃にAmazonで参考書を買って6月から独学での勉強を開始しました。参考書を最初から最後まで読みながら勉強。当初、これを3回転ぐらいやろうかなぁと考えていましたが、実際に1冊勉強し終わったらすでに一ヶ月も掛かってしまいました・・・。働きながらだったので平日は家で1時間ぐらいやったりやらなかったり。仕事中の待機時間を活用して勉強したり。休日に家で勉強したり。実は待機時間にトラックで勉強するのが一番はかどった気がします。家だとパソコンがあったり誘惑がありますからね。結局、参考書を読みこんだのは1回転だけで終了。「過去問」に慣れる事が合格への近道だ!と、自分なりに気が付いたからです。

過去問をひたすら解く

これに関しては参考書は不要です。Googleで「運行管理者 過去問」と、検索してヒットしたサイトで過去問をひたすらやりました。運行管理者試験対策.netあたりがオススメです。平成18年~年2回開催分、計26回分の全ての過去問が網羅されている便利なサイトです。各回の試験からweb版に進み「一問一答」をクリックして問題を解きます。実際の試験と同じく4択から答えを探して「解答を表示」をクリックして答え合わせをします。これをただ、ひたすらやっていました。何度もやっているうちに問題のワンパターンな傾向に気がきました。国家資格とはいえ、問題を毎年新たに作るのは、主催者側もコストがかかるので無理なんでしょうね。ワンパターンな事に気が付いた頃には問題の冒頭を読んだだけで答えがわかるぐらいに暗記しはじめていました。この勉強方法は効果的である上にお手軽です。なにせスマホだけで出来るので重い参考書や、ノート、筆記用具を常に持ち歩く必要がないからです。待機時間にサクっと出来ますし家でゴロゴロ寝ながらでも勉強が進みます。携帯ゲームをやる感覚でサクサク解答していくうちにどんどん身に付いていきました。さて、このスマホだけでの勉強方法に切り替えて一ヶ月が経った頃にはもうやる事がなくなっていました。何故なら何度やっても正解率が90%を下回る事がなく、正直いつ試験を受けても落ちる気がしなかったからです。なので、肌感覚としては勉強期間はトータルで2ヶ月あれば十分かなと思います。ただ、家で勉強しているとダラダラYouTubeを観てしまったりと中々すすまない可能性があるので準備は早いほうが良いです。過去問.comとゆうサイトも便利でした。10種類ぐらいある中の各種試験から運行管理者試験過去問題集 [貨物] を選びます。こちらも平成17年度からの試験を、年2回開催分を網羅しています。

いざ!試験当日

試験日は8月下旬の日曜日でした。電車で1時間ほどの場所にある会場へ。13時開始で試験は90分。スマホは電源を切って用意された封筒に入れるように指示されました。さらに着信音が鳴ってしまうと、その行為が不正行為で失格扱いとなるなどけっこう厳重体制でした。さらに途中退席禁止。トイレなどの理由も認められませんでした。なので早めに問題を解き終えても終了時間までは教室から出る事は出来ません。ここまで厳戒な理由は、平成28年試験で途中退席した1名が試験会場にいる受験者8名に解答内容をメールで送信する集団カンニング行為があったためと説明がありました。さて、試験のほうはスマホでやり尽くした過去問と同じ内容が出題されたのでスラスラと解けました。

試験翌日に正解発表

9時発表だったのですが、アクセスが集中したせいかしばらくサイトが開けませんでした。昼頃にようやく開けて答え合わせをしたら余裕の合格圏内でした。

合格発表

試験日の約1ヶ月後に合格発表。解答発表の日と同様に、アクセスが集中してサイトがまったく開けない・・・。なんと、その日は結局無理。翌日も翌々日も開けず・・・。そうこうしてるウチに合格発表のスクショをTwitterに投稿してくれた方がいてようやく無事に受験番号を確認できました。なんともお粗末な合格の確認方法でした。

資格者証の申請

合格発表とは別に試験結果の通知書郵送されてきます。申請書、合格の通知、返信用封筒、収入印紙などを運輸支局に郵送すると後日、資格者証が送られてきます。たまに運送会社の事務所内に、額縁に入れて掲示されているA4縦書きの賞状のようなアレです。緑色で案外ショボいです。ちなみに運転免許証のような持ち運べるカード型のような便利な免許証があるのかと勝手に思っていたのですが、まったくありませんでした。

かかった費用

  • 基礎講習  8700円
  • 試験願書  6800円
  • 参考書   2500円
  • 切手・印紙   800円

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合計       18800円

運送会社に勤務していて会社から取らされる場合などは実質0円に近いのではないでしょうか?講習の会場や試験会場までの交通費や駐車場代が別途かかりますが、会社命令で取る場合はこれすらも会社で負担してくれるかもしれませんね。私はすべて自費でした。

まとめ

基礎講習で配られた教科書は試験対策にはならないので読むのは時間の無駄です。まずは参考書を1冊買いましょう。一ヶ月かかっていいので最初から最後までを勉強しましょう。理解度は気にせず、とにかく1冊最後まで勉強してみましょう。それ以降は重い参考書を持ち歩くのはやめて、スマホから運行管理者試験対策.netで貨物、旅客のそれぞれ自分の目指す試験の勉強をしましょう。待機時間や喫煙所での5分でもサクッと勉強出来ます。ワンパターンの出題傾向をマスター出来ますしスマホ1台で寝ながらでも、クイズ感覚で勉強が出来る簡単な国家資格なので是非チャンレンジしてみてください。

これまでに、貨物だけでも61万3000人もの大量の合格者もいますし、各回の試験で平均1万人は合格しています。つまり毎年2万人も合格しているという簡単な試験なのです。

 

 

 

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