スキルが上がれば給料が増えるとゆう幻想

トラック運転手

なんとなく頭の中にぼんやり「スキルが上がれば収入アップ」と考えてる人は多いと思います。世の中に数ある職種の中でもトラック運転手のスキルアップは給料に反映されない事を日々感じているので記事にしてみます。

給料アップに直結しない例を紹介します。

仕事が早い

常に流れている車線を意識して走って無理な車線変更、速度超過などの運転で時間を短縮しようとするその思考が危ないです。スピードを出せば目的地に早く着くとゆうのは幻想です。同一県内の運行などで、通常3往復する運行内容を、スピードを出して4往復できるといった事はまずありません。5分程度早く着いたところで給料は1円も変わりません。

フォークリフトが上手い

フォークリフトの技能差は、人によって様々です。が、スキルアップしたからと言って給料には1円も反映されないのが現実です。大型トラック1台分の荷物をフォークリフトで降ろす時間を速い人で10分と仮定します。遅い人で20分と仮定します。「倍のスピードで降ろすのかぁ、速いなあ」と思うかもしれませんが冷静に考えると給料は1円も変わりません。倍のスピードで降ろせたからといって、荷主からの運賃が増える事はないので当然の結果です。そもそもトラック運転手の長い1日の勤務の中で考えると10分速く荷降ろしをしたとしても、事故渋滞や納品先の待ち時間などですぐに相殺されてしまいます。

道に詳しい

自称「道に詳しい」自己満足オジサンはどこの会社にも存在します。抜け道、回り道が大好きでなんとなく速く進んだ気になっているだけで、実際は大きな幹線道路をまっすぐ走っても大差はなかったりします。抜け道が好きな人は生活道路や住宅街、大型通行禁止などもお構いなしです。道は、知らないよりも知っていたほうが自分のためにはなりますが給料は1円も変わりません。人よりも10分早く車庫に早く帰ってきたからといって給料が増えるような評価制度は、運送会社には存在しません。

整備が出来る

整備が出来ないよりも、出来たほうがいいです。が、それによって給料が増える事はありません。昭和との時代とは違って現代においては、まともな会社では3ヶ月点検を外部に委託するのが主流で、運転手が整備をするケースは、あまり聞いた事がありません。やっても消耗部品の電球、ワイパー交換程度です。オイル交換をトラック運転手がするケースもかなり減っています。整備をトラック運転手がする会社はヤバい会社の可能性があります。たいてい作業する時間がないので休日にタダ働きで整備させられます。

 

ヤバい会社については過去記事で書いています

ヤバい運送会社の特徴【22選】

清潔感

  • A:綺麗なトラックで清潔な運転手が届けてくれる荷物が運賃1500円。
  • B:汚れたトラックで清潔感のない運転手が届けてくれる荷物が運賃1000円。

上記で、荷主から選ばれるのは間違いなくAです。荷主は輸送コストを徹底的に削ろうと考えているわけであって、商品がA地点からB地点まで運べれば安ければ安いだけ良いのです。途中工程で事故や破損があっても別途請求すれば済む話です。安全に対する質やトラックや運転手の清潔さは二の次三の次です。末端の消費者に届ける場合であれば、自宅の玄関まで不潔なオッサンが来るのは嫌がられるかもしれません。しかし、トラック運転手の携わる業務の8割ぐらいは企業間取引のBtoBです。世の中のトラック運転手は、走る距離は違えど、工場から拠点への横持ちや出荷拠点から配送センターへの納品といったお客さんに会わない仕事が大半だと思います。これを言うと「納品先のお客さんと毎日会っている」と言われそうですが、冷静に考えてみてほしいです。大手の三菱食品などから委託されているセンターの下請け物流企業の従業員ですよね。直接のお客さんではありません。

末端の消費者に直接荷物を届けているとなると、ヤマト運輸などのセールスドライバー、Amazonの委託先の軽貨物ドライバーなど全体のごく一部です。

新人と変わらない給料

実は、入社1年目と入社10年目では給料はさほど変わらないのが現実です。昇給が毎年ある運送会社は稀で、仮にあったとしても微々たる金額。基本給や手当などのベースとなる金額はほど全員一律。結局のところ給料が増える可能性としては、詐欺のようなシステムの歩合給、運行ごとに加算される手当や休日出勤、時間外手当といったスキルとは無関係な部分だけです。運転が上手でも、荷扱いに長けていても、1円も給料は増えません。給料が増える要素はスキルではなく、配車しだい。スキルを磨くヒマがあったら配車係と上手な人間関係を築くほうが大切かもしれません。

 

歩合給についてはさらに闇深いので、過去記事を読んでみてください。

運送会社の搾取システム【歩合給】トラック運転手

結局、寝る時間を削るしかない

トラック運転手がどんなにスキルアップしたところで、1時間あたり、又は1日あたりの単価を上げる事は出来ません。

  • A:経験10年のベテランが1日8時間労働、週休2日で勤務した
  • B:1年目の新人がスキルはないが、休日と睡眠時間を削って勤務した

上記2パターンの例で、月額給与が高くなるのはBになるのは明確です。個人のスキルが無関係なのは明らかです。

まとめ

運転手個人のスキルが上がっても、荷主からの運賃は1円も変わらないのが結論です。自らの仕事に誇りを持ってスキルアップするのは良い事ですが、給料が増えるとゆう幻想を抱くのはやめましょう。

 

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