今回は、自己都合で会社を辞めてハローワークに通い失業給付金を受給していた時のお話です。
失業給付は貰わないと損
給与総支給30万円に対して、雇用保険の負担額は月額900円ほど。なので年間10800円。10年間働けば約10万円も支払っています。これほどの大金を毎月少しずつ支払っているにも関わらず、失業給付金を一度も失業給付を受給しないとゆうのは、もはや寄付金ですよね。給与明細を細かく見ていない人は多いと思いますし、社会保険の控除額はサラリーマンではどう頑張っても減らせないのでとくに気にしていない人が大半だと思います。
【支給総額】53万8650円
自己都合退職で【1年以上5年未満】だったので90日分が支給されました。基本日額5985円×90日分で総額53万8650円でした。もちろん全額一括ではありません。
支給までの流れ
4月20日・・・退職
5月14日・・・受給資格の決定 (初ハローワーク)
5月29日・・・雇用保険説明会 (集団説明会)
6月11日・・・認定日1回目
9月3日・・・・認定日2回目
9月5日・・・・①7万7805円
10月1日・・・認定日3回目
10月3日・・・②16万7580円
10月29日・・認定日4回目
10月31日・・③16万7580円
11月26日・・認定日5回目
11月28日・・④12万5685円
以上、計4回に分かれて入金されました。
ハローワークへ足を運んだ回数
合計14回でした。順を追って説明します。
5月14日がいわゆる受給資格の決定です。離職票などをもってハローワークに行って申請などをします。数カ所の窓口をひたすら待ち続けて3時間の滞在でした。滞在時間の8割が待ち時間でした。めっちゃ疲れました。その時点までは知りませんでしたが、失業給付を受けようとハローワークに来る人は驚くほど多いのです。ハローワークとは仕事探しに行く場所だと思っていましたが、どうやら大半の人は失業給付の申請に来ている、もしくは受給に必要な求職活動実績のために通っているような印象です。さて、次に5月29日が説明会です。会議室的なスペースは超満員。その後、7日間の待機期間と3ヶ月の給付制限(自己都合退職なので)を経て、9月5日にようやく1回目の支給です。なんだかんだ半年間で14回もハローワークに通うのは回数としても多いですし、時間もかかり疲れました。
求職活動実績
認定日と認定日の間にそれぞれ2回の求職活動実績が必要です。活動実績とは具体的に窓口でなんらかの相談をしたり紹介状をもらって応募したりといった活動です。ハローワークのパソコンを閲覧しただけでは活動実績にはなりません。下記の通り
- ハローワーク窓口での職業相談(履歴書、職務経歴書のアドバイスを受けるだけでも可)
- 求人への応募(履歴書の送付後、書類選考落ちでも可)
- 企業の面接
- 国家試験、検定等の資格試験の受験
などが必要です。
正直、仕事に就く意志はなかったので、応募条件が「高卒可で経験不問」の渋谷区、港区あたりのIT企業に履歴書だけ郵送する応募などをしました。写真すら貼らず、志望の動機など全て空欄でしたので100%書類選考落ちですが。全部で5回の認定日がありましたので、活動実績として10件以上も相談と応募をしました。
再就職手当
仮に受給中に再就職が決まっても、残額は支給されます。
- 支給残日数が3分の2以上ある場合・・基本日額の70%の金額
- 支給残日数が3分の1以上ある場合・・基本日額の60%の金額
なので、全額給付にこだわらず、希望の仕事があればとっとと就職しても30~40万円は支給されるので問題ないかなと思います。
デメリット
- 退職から初回支給まで4ヶ月ほどかかる
- 月に2回活動実績が必要
- 受給期間はアルバイトなどで収入を得てはいけない
まとめ
世の中にはまだまだ生活保護や失業給付金といった制度を受給する事に後ろめたさを感じる人も多いようです。しかし原資を考えてみれば自らが納めた税金や雇用保険の掛け金で成り立っているので気にする必要はまったくないと思います。焦って労働環境の悪い会社に就職してしまう事を避ける意味でも失業給付の制度を活用する事をおすすめします。
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