【年収400万円】コンビニルート配送ドライバーの仕事紹介【体験談】

トラック運転手

こんにちは英志郎です。

簡単に自己紹介します。20歳で4tトラックに乗り始め、21歳で大型免許取得、25歳でけん引免許取得。といった感じで現在もトラック運転手をやっています。

今回は、過去に経験のあるコンビニ配送についてのお話です。

コンビニ配送ドライバー【定温編】

コンビニ配送と言っても常温、低温、冷凍など温度帯は様々です。温度帯が変われば業務内容も変わってしまいます。経験がない分野については語れないので、今回は定温の分野です。

大手コンビニ各社によって呼び方は違うかもしれませんが、定温とは弁当・パン・チルド飲料・惣菜・サラダなどです。いわゆる冷蔵で陳列されている5℃の温度帯と弁当・パンなどの18℃の2種類の温度帯を運ぶトラックです。1台の車両の内部に仕切りがあるので2つの温度帯を同時に運べるトラックです。

1日の流れ(日勤)

05:30 出勤

積み込み

06:40 センター出発(1運行目)

07:40 初店到着

各店舗へ納品作業(5~8件)

10:00 納品完了・最終店出発

11:00 センター到着

カラ降ろし

11:30 休憩・食事

12:00 積み込み開始

13:00 センター出発(2運行目)

14:00 初店到着

各店舗へ納品作業(5~8件)

17:00 納品完了・最終店出発

18:00 センター到着

カラ降ろし

18:30 退勤

1日の流れ(夜勤)

20:30 出勤

積み込み

21:40 センター出発(1運行目)

22:20 初店到着

各店舗へ納品作業(5~8件)

01:00 納品完了・最終店出発

01:50 センター到着

カラ降ろし

02:20 休憩・食事

03:00 出発

04:00 弁当工場到着

積み込み

04:40 出発(弁当をセンターに横持ち)

05:40 センター到着

荷降ろし・積み込み

07:00 センター出発(2運行目)

08:00 初店到着

各店舗へ納品作業(5~8件)

10:30 納品完了・最終店出発

11:30 センター到着

カラ降ろし

12:00 退勤

1日の配送件数

だいたい1運行で5件~8件程度です。店舗への納品時間は遅れるのもダメですが、早く着きすぎるのもダメです。なので「早く終わらせて帰ろう」っていう、せっかちなタイプの人にはキツいかもしれません。逆に女性ドライバーだったり、未経験者の人には精神的に楽だと思います。時間に追われる事もそこまでないです。基本的に誰がやっても終わる時間は同じなので「新人は仕事が遅い」「女は遅い」といった無駄なマウンティングをしてくる人もいません。

給料と手取り額

コンビニ配送に携わった約7年間の全平均を算出してみました。結果、平均額は総支給31・5万円でした。手取りは、配偶者や子供の数によって変動しますが5万~7万円引かれるイメージです。手取り額は24万~26万といった感じです。

大きな運送会社で「労働組合費」や「従業員親睦会」といった名目で毎月500円~1000円程度引かれる事がけっこうあります。組織に属する以上、加入しないという選択肢はありえませんのであきらめましょう。その他に、独身寮に住んでいて「寮費」が引かれたりもします。

このような理由から、手取り額は同じ会社で同じ仕事をしていてもけっこう変動するのであまり参考にはならないです。しかし、何故かトラック運転手の中には、手取り額で給料の話をする人が圧倒的に多いです。

ボーナス

地域差や会社の業績にも左右されるので、なんとも言えません。毎年支給されていた会社でも、ある年いきなりなんらかの理由(大きな事故、設備投資)で支給されない事もあります。

自分の在籍した会社の例ですと総額15万円前後×年2回、年間で計30万~40万程度でした。当然ですが賞与からも税金、年金、保険が引かれますので手取り額は年間で20万~30万といった感じです。この会社での賞与は、正社員、契約社員に関係なく支給されていました。アルバイト雇用には支給されていませんが、1万円のクオ・カードが支給されていました。

年収

在籍した7年間の全平均を算出してみました。ただし、中途入社の1年目と中途退社した最後の年は除外です。結果、平均年収は417万円となりました。賞与の額や残業時間の変動でそれなりに月額は変わりますが、かなり安定していました。閑散期に大幅に給与が下がるという事は一度もありませんでした。

繁忙期と閑散期

どちらかと言えば夏のほうが忙しく、冬のほうが荷物は少なめです。しかし繁忙期や閑散期というほどの差はありませんでした。夏の飲料の需要が多く、冬よりは多いかなぁといった程度です。2月に恵方巻、土用の丑の日には鰻、クリスマスにはケーキなど1年を通してコンビニ各社は、なにかしらを売りつけようと必死です。荷主である大手コンビニの営業努力のおかげで、閑散期で給料が減るといった事もなく安定した収入を得ることが出来たので、感謝感謝です。

夜勤について

日勤か夜勤かは、個人の好みの問題ですね。日勤で入社した後に、会社の方針で強制的に夜の時間帯に配置転換されるといった事もありません。日勤から夜勤に移る例としては、ほとんどの場合、運転手個人が給料の高いほうを望むからです。22時~翌5時までの時間帯に働いていると深夜時間なので割増賃金となり25%増しになります。なので一ヶ月にまったく同じ日数、同じ時間働いたとしても、日勤よりも夜勤で働いたほうが月の給料は高いです。

休日出勤や深夜時間が割増になるのは労働基準法で定められています。しかし、割増賃金を支払わない運送会社もけっこうあります。

 

その他に夜勤のメリットとしては、

  • 交通渋滞が少ない
  • 店舗に納品時、店長が不在でアルバイト店員ばかりでお気楽
  • 路駐で納品する店の場合、客が少ないので店の前に停められる
  • 駐車場に停めて納品する場合でも客が少ないので停めやすい

といった感じです。

納品時間にうるさいの?

結論から言えば、店舗によります。センターに到着する弁当便などの遅れ、事故渋滞など「延着」してしまう要素はいくらでもあります。もちろんドライバー個人に非がないケースがほとんどです。当たり前ですが荷主としても運送会社としても遅れる場合は連絡しておけばまったく問題ないです。が、、、5分遅れたぐらいで文句を言ってくる店員、とくに店長などは一定数存在します。こういった人は、何か自分に気に入らない事があると、文句を言いやすいところにブツけてくる人なので残念ですが何処の世界にもいます。なので業務上は延着してもまったく問題ないので気にしないようにするしかないですね。どんな仕事をしても「理不尽」は存在します。

逆に、「早着」と言われる指定時間よりも早く着くことはやってはいけない事です。当然、時計を見ていれば避けれる事なので未経験者でも問題はないはずです。

メリット

危険な会社が少ない

通常、コンビニ配送の業務は配送センターを一括で委託さているケースが多いです。「一括」とは、トラックの配送だけでなく、商品の入庫、出庫、管理など受注~仕分け~配送までの流れの全てです。大手コンビニから物流センターを一括で委託されている運送会社という事は、当然それなりの企業であると思って差し支えないです。コンビニ以外の物流ですと、二次請負、三次請負などが当たり前に存在しますがコンビニ配送の分野では物流センターを一括で委託する事が多いです。なので多重下請け構造が少なく、この点では未経験者が危険な会社に入社してしまうリスクを避けられます。「危険な会社」とは、拘束時間が超絶長かったり、初日から一人で運行、無理な時間で組んだ配車、休憩時間なし、給料安い、など様々ですが、結局のところそんな会社に入っても続かないですよね。

勤務時間が安定している

店舗への納品時間が細かく決められていて、遅れるのも早く着くのもダメです。って事で当然ですが、退勤時間も毎日ほぼ一定です。通行止めや火災での迂回など、よほどの交通事情でなければ同じ時間に帰れます。こういった理由もあって女性ドライバーもわりと多いです。

残業代は全額支給

トラック未経験の人のために言っておくと、トラック運転手は残業代未払いで働いているケースがかなり多いです。そんな中でもコンビニ配送の運送会社ですと全額支給されるほうが多いです。中には未払いの会社もありますので、面接時に確認しておきましょう。

女性ドライバーでも安心して働ける環境

  • トイレが納品する店舗ごとに必ずあるので安心
  • 運転手以外にも倉庫作業などで女性が多いので、更衣室なども男女別で整備されている
  • もともと女性ドライバーが一定数いるので働きやすい

初心者でも働きやすい環境

今にはじまった事ではないですが、慢性的に人手不足な運送会社が多いです。なので未経験のまったくの異業種からの転職でも1ヶ月程度は同乗して教えてくれます。未経験であってもそもそも生活のために普通免許は持っていたりしますのでハードルは低いですよね。トラックとしても小さい部類ですので入門用に最適かなと思います。さらにオートマのトラックもかなり普及してるので運転にもすぐ慣れると思います。意外と地方出身者がいますが、まったく問題ないです。何故なら完全ルート配送だったりするので道路をまったく知らなくてもそのルートだけ覚えていれば仕事は成り立ちます。仮にまったく知らない土地で働いたとしても一ヶ月も同乗すればさすがに憶えられると思います。

無理なく働ける

自分が在籍していた会社では勤務日数や残業時間はかなり制限されていました。原則週休2日で、休日出勤は月に2日まで。月間残業時間は100時間までと上限が決まっていました。残業100って聞くとかなり長く感じるかもしれませんが、一般的な大型トラックなどの零細企業で働くと120時間オーバーがザラだったりします。もちろん待機時間が長くなり、その間に寝れたりしますので一概に過酷な労働とも言えないのですが。上限が決まっていれば、上司から無茶苦茶な指示をされる事もありません。

デメリット

雨の日がつらい

普段買い物に行ってもとくに気にしないと思いますが、食品スーパーなどと違って納品口や搬入口といった設備はなく、客と同じ出入り口を通って納品をします。駐車場がない店舗も多く、路上駐車。それも混雑している店舗だと、路上でもかなり遠い場所に停めて納品する事になります。晴れていても遠いのは大変ですが、雨だとかなりキツいです。商品も段ボールで梱包されてるわけでもなく基本的にはむき出してすのでそのまま運んでいてはズブ濡れになってしまいます。まったく濡らさないという事はありえないですが、濡らすとスグに文句を言ってくる店長さんとかが存在します。売れなくなると困るので、経営者という意味で当たり前ですがシビアです。

日曜日に休みにくい

ただし、まったく休めないわけではありません。日曜日に特別荷物が増えるわけでもありません。7つある曜日のうちの1つです。用事があれば事前に会社に言っておけば必ず休めます。

家族がいれば日曜日に休みたい人がいる反面、独身で平日に休みたがる人が人もいます。不思議と、いい具合でバランスが取れているものです。

正月や大晦日に働く

年末年始に限らず、お盆、ゴールデンウィークなども無関係です。正月0時の時報をトラックの車内で聴いたことは何度もあります。割り切って働いていました。

服装にうるさい

荷主が大手コンビニなので仕方ないですが、かなりうるさいです。シャツinは当たり前ですが、帽子を被ったりポロシャツのボタンは開けてはいけない等、学校のような規則です。衣替えの時期もうるさく、6月1日にはキッチリ半袖に切り替わります。衣替え初日であっても、長袖を着ているといきなり上司に指摘されます。暑がりな人が冬に半袖で過ごすという事も許されません (笑)10月1日にはキッチリ冬服に移行します。

制服通勤禁止

会社には全従業員用にロッカーが完備されています。運転手が着る作業服は、荷主である大手コンビニの制服なので、通勤に使う事は出来ません。出勤時と帰る時に毎日いちいち着替えるのは結構めんどくさいです。

社内ルールが厳格

無駄に感じるようなルールが盛りだくさんです。さらに年々増える一方です。何故なら「紛失」「盗難」「事故」「破損」「クレーム」が起こるごとになんらかの対策を荷主か運送会社で新たに設けるからです。大きな組織である以上、なにか問題が起こった場合に現状維持で無策のまま、という事はあり得ないのです。

まとめ

以上が自分の実体験からのコンビニ配送ドライバーの仕事紹介です。未経験の方の参考になれば幸いです。同じ荷主のコンビニの仕事をしていても、所属する運送会社が変われば労働環境もガラっと変わったりしますので、これよりも待遇の悪い会社ももちろん存在しますし、逆にもっと良い会社もあると思います。トラック運転手と一言で言ってもトラックのサイズや運ぶ荷物によって、労働環境はかなり変わりますので長く勤める事ができる会社や業種を選ぶうえで先入観や固定観念を捨てて視野を広げてみる事をオススメします。

「トラックといえば大型!」「俺は長距離しかやらない」と決めつけて、一つの分野しか知らずに定年を迎えるよりも、色んな仕事を知ったうえで最終的に自分に合った働き方を選べると無理なく続けられるかもしれませんね。

 

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